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潜水服は蝶の夢を見る [映画]

実話を基にした映画。
「ELLE」誌の編集長のジャン=ドミニクは、脳梗塞で倒れ、「ロックト・インシンドローム(閉じ込め症候群)」になってしまい、動かせるのは左目のみ。
絶望的な状況に、悲観的になってしまうけど、言語療法士が、読み上げるアルファベットを瞬きをすることで伝え。文章をつくり会話をする。それで倒れる前に契約していた本を出版することになる。
内容はモンテクリスト伯爵の現代版を予定していたが、自分について書くことに。

意識はある。会話も聞こえる。左目で物を見ることもできる。だけど、意思を表現する手段が狭まっている。潜水服を着ているような感覚。蝶のように美しく羽ばたきたい。だけど、彼は潜水服の中で「記憶と想像力」を使って、持っているユーモアを膨らませていく。


2008年アカデミー賞主要4部門ノミネート!ゴールデン・グローブ賞主要2部門 カンヌ国際映画祭主要2部門ほか 計38部門受賞・・・潜水服は蝶の夢を見る

映像は、左目からの視点で作れれている部分が多く、よかった。
それがなくて、客観的に彼を映していたら、観客はつらくて見ていられなかったかもしれない。
左目の視点から、女性の胸元、スカートの裾などが映されていて、ドミニクの奔放な遊び人的な性格がでていてよかった。

どんな状況であっても、なにか目標、目的をもって過ごすのが人生なんだろうな。
派手な映画じゃないし、感動させようという気負いもないし、生きるって何だろうかということを表現しているいい映画だった。
でも、ジャン=ドミニクは、妻と子供が3人。不倫相手もいて、派手な人生を謳歌していた。
もしも、平凡な人間がそうなってしまったら、蝶のように舞い過去へタイムトラベルをして、そこに人生の希望を貰いながら、何かを達成する事ができたるのだろうか。

自分が、明日、この状況になったら、無理だろうな。
楽しく生きることを追いかけてきた人だったからこそ、達成できたのだろうなと感じ、自分の人生がちょっと寂しく思えてしまった。









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