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五十嵐貴久の小説「リミット」を読み終えてネタバレしてます。 [本]

五十嵐貴久の作品は全部読んでいるわけではないけど、警察とアクション映画的な作品は好きで読んでいる。
この「リミット」という作品は、そのどちらにも当てはまらないけど、新聞広告に吸い寄せられて、五十嵐貴久だし読んでみようとなったのだった。

「リミット」
時間制限のあるなかで、自殺志願者?願望者?を救出する。
ラジオに送られてきた、番組終了後に自殺します。というメール。
放送時間は、2時間。

さて、結果はどーだったのか。

続きを読むとネタバレしますので要注意。



結果「救出成功」

方法は、人海戦術。
ラジオ番組に送られてきたメールに、自殺メール以外に「ラジオ局者前に集まってくれ。自殺メールを送ったやつを捜そう。」メールを一斉送信。

ラジオ番組のヘビーリスナーであり、心のより所としていたので、そいつはラジオ局が見える場所で自殺するはずとの推測を元に、集まったリスナーが捜すのだけど、なかなか見つからず。

ラジオ局が見えるなら場所と言うのは、ラジオ局からも見える場所。

そんな発想でビルの屋上から見ると、歩道橋にぽつんと立ち動かない人影。
そいつだった。

深夜1時からの放送のラジオで、芸人がパーソナリティー。
2時間経過してしまい、芸人は第2部の俳優がパーソナリティーの番組にゲスト出演することで、リミットは4時間になる。そんな遅い時間というか、早過ぎる時間に200人だったかな?そのくらい集まるなんてありえるのかな。

小説だからな。
ラジオと縁遠いので、わかんないけど小説にも書いてあるけど、テレビよりも固定ファンがしっかりいそうなイメージはあるから、ありえるのかな。

さて、自殺の動機だけど、これがあんまりよろしくない。
女子大生の兄が引きこもりになり、父母、女子大生に暴力を振るうようになる。
父母は、兄を更正させることを諦め、兄のいいなり。
そして、兄は全裸で女子大生をベッドに押し倒し、犯そうとする。

女子大生は抵抗し、難を逃れる。
父母に相談するが、血の繋がった妹にそんなことをするはずがないと信じてもらえない。

あんな兄を信じる父母。
両親に捨てられた。
自殺を考える。

うーん、どーなんだろう。
警察に相談しちゃえばいいのに。
父母の事を考えると、世間体を考えてしまってできないものなのかな。
それでも、自殺っていきすぎな発想じゃないかな。

って「自殺」につていは、小説の中でリスナーからのファクス、メールという形で紹介されていく。

死にたければ死ねばいい。
誰でもつらいときはある、でもずっと続くわけじゃない。

いろいろな意見があって、自殺について考えさせられる部分ある。

個人的な考えでは、自殺する前に出来うる限りの事をやってみるべき。
どーやっても無理だ。ダメだ。ってなったら仕方ないと思う。
だけど、そんな事って滅多にないと思うから、結果的に自殺には至らないはず。

そんな「リミット」でした。

自殺って単語を沢山使ったから、機械的にはこの記事はネガティブな印象になるのかな。




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藍色

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
by 藍色 (2011-02-17 02:06) 

ミックスジュース

藍色さん

私のブログにトラックバックが反映されていませんよ。
FC2ブログとは互換性がないのかな!?ってそんな事はないと思うんですけどね・・・。
リミットは、藍色さんの記事に書かれいるとおり、悪くないけど展開が都合よすぎではありますよね。

コメントありがとうございました。

by ミックスジュース (2011-02-18 23:11) 

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