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川瀬七緒の「法医昆虫学捜査官」を読み終える※ネタバレあり※ [本]

川瀬七緒の作品は初めて。
焼死体から蛆虫の塊がでてくるってあらすじと昆虫から事件を解決していくってストーリーに惹かれて読む。

面白かった。
捜査する刑事二人のキャラクターもいいし、タイトルにもなっている法医昆虫学者が素晴らしく魅力的。
活動的でめげない明るさをもつ。

小説を読むときは男性はあまりイメージしないけれども、女性キャラクターは有名人でイメージするのだけれども、昆虫学者の赤堀は、最初は深津絵里だったけれども最後は宮崎あおいになってた。


法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)




ネタバレは、被害者の体内から蛆虫の塊がでてくる。
それらの成長速度が違う事に注目した赤堀。
成長速度がはやい蛆を検査すると覚せい剤反応。覚せい剤の混入ルートと探っていくと、NPO法人にたどり着く。

長野県出身の被害者は、蜂の子を食べる習慣がある。
その蜂の子が微量の覚せい剤を含んでいて、殺される直前に食べていて、死後湧いた蛆虫が未消化のそれらを食べて成長速度が高まっていた。

そんな赤堀は単独行動してしまっている。
刑事たちは、赤堀からの情報を得つつも、独自に捜査をしていく中、赤堀と連絡がつかなくなる。

そして、連絡最後の赤堀情報と警察情報がかぶってきて、NPO法人に乗り込む。
赤堀はNPO代表の男と男を操る女に古井戸に突き落とされていた。

瀕死の状態で、落ちる前に捕まえていた蜂に紙縒りをつけて飛ばし、自分の存在を伝えようとする。
刑事がそれを見つけるが、NPO法人代表が散弾銃を取り出し発砲。

日本の刑事ドラマっぽくない展開というか、一昔前の展開になってしまって、ちょっと残念な感じがしてしまったのだけれども、それがないと盛り上がりに欠ける部分もあるけれども、なんか急展開。

刑事はNPO代表を制圧して、赤堀救出。

被害者のカウンセラー。
恋人の詐欺師。
消えた子供たち。
有機栽培野菜の解毒スープ。

それらが綺麗にまとまって読みやすい。





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