SSブログ

スティーブン・ハンターの「極大射程」を読み終える※ネタバレあり※ [本]

テレビで映画は見たけれども、そんなに面白かったアクション映画ってわけではなかった印象なのだけれども、何を読もうかなぁと思ったらウィキペディアの「このミステリーがすごい」のランキングを見る。

そこにあったのが「極大射程」
ネットで見ても、結構評判が良いし、映画より断然面白いってのも多い。
シリーズ作品だし、面白ければ次々と読んでいけて、次は何を読もうか考える必要もない。
新たな作家に出会う機会を失ってしまうけれども、面白いのを読んでいればそれいい。

そう。極大射程は面白い。
硬派なヒーローのハードなアクションの小説を読むのははじめて。
アクション映画の原作を読むのも初めてのはず。

銃の知識は皆無だけれども、小難しい事は良く分からなくっても、薀蓄満載だったりするわけではない骨太な文もいい。

アクションシーンから最後は裁判での逆転。
映画は裁判シーンあったか?そんな記憶ないんだけれども小説の方が面白いってのは間違いなかった。
なにを考えているのかよくわからないボブに振り回されるニックのような感じで読んでいけるのがいい。

ネタバレあり

極大射程 上 (扶桑社ミステリー)
極大射程 上 (扶桑社ミステリー)

極大射程 下 (扶桑社ミステリー)
極大射程 下 (扶桑社ミステリー)



ストーリーは米国大統領暗殺未遂の容疑で指名手配される主人公のボブ・リー・スワガー
ラムダインという組織にはめられてしまったのだけれども、自らの疑いを晴らそうというか、仕掛けられた戦争に勝つために立ち向かっていく。

過去に狙撃に失敗し、下半身まひにしてしまった女性と結婚していたFBI捜査官のニック・メンフィス
妻がなくなるが、仕事熱心な彼は大統領とニカラグアの大司教の授与式の警備にあたる。

大統領が狙撃されたが、銃弾が命中したのは大司教。
警備中にボブと遭遇するが逃走される。

ボブは逃走中、教会に立てこもり火災により死亡。

ニックが追っていた事件が、大司教暗殺に関係してきて、ニックもラムダインに目をつけられて殺されそうになるが、ボブが救出。

ボブは通っていた歯科医で歯形を入れ替え、入れ替えた歯型の遺体を教会内に置いていた。
ニックはボブの無実を信じ、ラムダインの悪事を暴くべく、二人で立ち向かう。

そして、ラムダインをやっつけたけれども、ラムダイン事件の証拠となるビデオテープ、極秘文書をボブは破棄。逮捕、拘束されてしまい裁判に。

裁判で、ボブの振りが続く。
老人弁護士は何もできない。歯が立たない。
これでおしまいかと思ったら、ニックの笑顔。

老弁護士は、ボブが使用したとFBIが主張する銃を手に取り、弾丸を込め引き金を引く。
しかし、弾はでない。
ボブは、ラムダインの誘いを受けた時から何かがあるとの直感で手持ちの銃に細工をしていた。
雷管が短く、絶対に発砲できなかった。

ほんのわずかに足りないだけなので、パッと見わからない。
実際に発砲しようとしない限り。
しかし、FBIはそれを怠った。状況証拠が完璧だから。撃って確認する必要がない。

それにて裁判は終了。
ボブは解放。

ボブと元相棒で戦死したダニーの元妻と新しい生活をはじめる。妻はボブとの子供を身ごもっている。
ニックは、彼の事を信じ、重要文書を手に入れてくれたFBI局員で美人でもてまくりのサラと幸せになろうとしていて、FBIに復員する。





nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0