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川瀬七緒の法医昆虫学捜査官「水底の棘」を読み終える※ネタバレあり※ [本]

法医昆虫学捜査官シリーズの「水底の棘」
シリーズ第三弾だけれども、こんな切り口のミステリーがあったのか!という帯のとおりの展開。

三分の一を読み終えても被害者が確定しない。
確定しないんだけれども、そこまでダラダラすることもなく、犯人探しではなくて被害者探しなのに面白い。
根明でくじけないキャラクターの赤堀もよかった、岩楯刑事、鰐口刑事のコンビも良い。


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被害者はシャコを密猟していた男。
加害者は、その密猟に加担していた見習い漁師の兄弟。

2人は、密猟が発覚する事を恐れ、被害者の昌樹ともみ合いになり船艇のいけすに落としてしまい死んでしまう。海に投げ捨て死体が発見される。

海から川にはいっていた死体。
損傷の程度、付着物、蛆虫の生育に不規則な要素がいりまじって捜査が難航。
被害者の特定が難しい。

そんな展開だったのだけれども、赤堀は付着物からシャコと同域に生息する棘からシャコの漁場を特定。
刑事たちは被害者の刺青から迫っていく。

それぞれの捜査がひとつになる結末。

刑事たちが一足早く、昌樹に近づく。
死んだと思われた昌樹が生きている。残りページ数少ないのに、まさかの展開に驚きどんでん返しがあるのかと思わせたけれども、騙される。
生きていると思わせて、刑事を始末しようと海に突き落とす見習い漁師兄弟。

少し遅れて赤堀到着。
漂流する刑事たちを捜索し救助。

じれったい部分もあるけれども良かった。



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