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貴志祐介のミステリークロックを読み終える※ネタバレあり※ [本]

貴志祐介のミステリークロック
防犯会社経営者でもある榎本シリーズは、榎本へ密室解明を依頼する弁護士の青砥との掛け合いが面白い。掛け合いにすらならない青砥の暴走推理がいい。負けず嫌いで自らの美貌に自信たっぷりのキャラクターがいい。

4つの短編からなる本。
読んでると、なんか知ってるなぁと感じて、トリックの答えも想像通り。なぜ?と思ってネット検索したら、ドラマ化されていた。

密室1のゆるやかな自殺
密室2の鏡の国の殺人
この二つはドラマ化されているので、ドラマを見ていた人にはあまり面白くないと思う。
特に鏡の国の殺人は、トリックが難解でよくわからない。

表題の密室3「ミステリークロック」もトリックが複雑でわからない。
こいつ怪しいなと思った人物が、犯人だった。

密室4「コロッサスの鉤爪」
トリックは良かった。単純ではあるけれども、そのものを知らなければ絶対に見破ることはできない。
青砥と榎本のやり取りも一番面白かった。



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貴志 祐介

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コロッサスの鉤爪
海底の高圧から海面まで一気に浮上するにはどうしたらよいのか。
普通に上がったら気圧の変化で死んじゃう。
そのために用いたのが、高圧に耐えられる潜水服。
朝ドラの「あまちゃん」の南部ダイバーみたいなやつを海底の施設で装着。
潜水服の中は海底の気圧なので、海面まで一気に浮上しても問題ない。
釣りをしている男を殺害して、海底に戻る。
そんなトリック。


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