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川瀬七緒の「法医昆虫学捜査官 潮騒のアニマ」を読み終える [本]

法医昆虫学捜査官シリーズは、今作で第5弾
今作品では、伊豆諸島の神の出島に伝わる因習も絡めてあって、川瀬七緒の「よろずのことに気をつけよ」とまではいかないけれども、じめっとした雰囲気があってよかった。

よろずのことに気をつけよは、暗号を解き明かしていく展開が面白かったし、古文書探偵って感じでシリーズ作品にできると思うけど、第2弾読みたいな。

さて、法医昆虫学捜査官潮騒のアニマ。
あいかわらずの赤堀教授の根明な無邪気さがいい。
昆虫からなかなか迫っていけずに苦戦するけれども、真相に迫りすぎてしまって危機一髪。
警察官は捜査するときは二人一組で行動するのだから、彼女にも警察組織の人間をひとりつけた方がいいんじゃないかと思う。






その島の洞窟に遺体を置き、朽ちて風に飛ばされ海に落ちる。
口減らしの因習をしった若者が、自殺願望ある若者を呼び寄せて、金を受け取り場所を提供していた。

ミイラになって発見された女は、自殺をためらったが殺された。
その時、火事が発生。消防団の若者たちは消火へ。

その時、女の遺体にアカカミアリが付着。
消火後、遺体を洞窟へ運び込む。

犬が、ミイラ化した死体を運びだし発見される。
警察の捜査がはじまる。

若者たちは、遺体を処分しようとするが、アカカミアリが巣くってしまい立ち入れない。
殺虫剤を撒き撤退。

アカカミアリを追って赤堀が遺体を発見。


岩楯刑事は、女と発見された5人の遺体の身元から捜査。
自立支援団体に通っていたことが判明し、そのグループワークで神の出島の若者たちから仕事の依頼を受けた事を知る。


やつらが怪しいとなり、急行すると赤堀がやばいことになっていた。
救出し一件落着。


本能的に動く虫は嘘つかないから、その動線をおっていけばたどり着く場所に犯人がいる。
このシリーズは、なかなか犯人の目星がつかずに、どう決着するのかわからない。
どんでん返しがあるわけではないけれども、最後まで楽しませてくれる。



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