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ジェフリー・ディーヴァーのカッティング・エッジを読み終える※ネタばれあり※ [本]

ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ「カッティング・エッジ
ダイヤモンドに関する殺人事件の捜査をするけれども、毎度のごとくその裏にある真犯人がでてくるどんでん返し。それがひとつではないのが今作品。

ライムシリーズでは定番だったホワイトボードに書かれた証拠一覧がなくなっていた。
あれは毎度読み飛ばしていたのでなくなっても問題なかった。

ネタばれあり





真犯人は、ウォッチメイカー
ここででてきたってことは、あと何作品か後には最終決着がするのだろうか。

ダイヤモンド加工業者が殺害される。
殺人犯はひとりだと思っていたらそうではなくて、途中から勝手に参加してきた殺人犯Aの同業者のB。
Aはニューヨークの地中熱発電の掘削中にでてきたダイヤモンドが、業界を一変させてしまう事を危惧したダイヤモンド採掘会社に雇われて、ニューヨーク産のダイヤモンドがなかったことにするためにダイヤモンドと存在をしっている人間を殺害。
掘削の影響で小さな地震が発生し、住宅の地下のガス管が破裂、火災発生させる装置を仕掛け地中熱発電を禁止させようとする。

そこにダイヤモンドに固執する偏執的殺人鬼としてでてきたB。

Aはダイヤモンドの盗難等にの保険会社勤務を装っており、ライムの家に出入りするくらい度胸と知識を持ち合わせる賢いやつで、すべてBがやって事にしてBを殺害。

しかし、真犯人はAであると気が付いたライムたち。アメリアが追跡して射殺。

これで一件落着かと思ったら、採取された証拠の中に事件に当てはまらないものがあるということでライムの結論は、この事件を仕組んだミスターYがいる。

それは、メキシコの麻薬王の弁護士。
麻薬王はアメリカへの違法入国の罪で逮捕されている。
脱獄させるために、事件を仕組んだ。

裁判所にガスの臭いを発生させて、偽装地震による火災に警戒していた人々を混乱に陥れて、護送車を乗っ取り脱獄させる。

当然のことながら、見抜いていたライムは捜査員を投入し護送車を奪われたように偽装して、弁護士を逮捕する。

ここで一件落着かと思ったら、この弁護士に計画を販売したのが、ウォッチメイカーことリチャード・ローガン。前作ででライムが顧問になったAISからの情報提供。12進法の特殊な暗号を用いたやりとり、その部屋に残されていた放射性物質を含んだ爆発物の一部と思われる部品。

時計の発光文字盤に使用される事で微量の放射性物質を含んだ部品。
時計は12と12進法。そこからあいつだってなって、ライムは暗号をやりとりしていたメールを送信したら返信。

次が最後だからなって感じのメール。



今作で犯人を自宅に招き入れてしまったのだから、ウォッチメイカーは殺す気になれば簡単にライムを殺すことはできるだろう。美しさ完璧さに拘るからこそ、そんなことはしないだろうけど。
そんなリンカーン・ライムシリーズの「カッティング・エッジ」







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