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読売新聞の朝刊小説「ばあさんは15歳」を読み終える [本]

読売新聞の朝刊に連載されている阿川佐和子の「ばあさんは15歳」

東京タワーのエレベーターに乗ったらばあさんが15歳の時代にタイムスリップしてしまう話。
コロナ渦の現在から数年後まで描かれていたけれども、あの部分はなくても良かったんじゃないかな。
時代にあわせて先延ばししたのだろうけれども、ばあさんとせっちゃんの件が解決して終わりでよかったと思う。そのほうが、すっきり円満解決って感じがする。

とくに凝った表現もなく、すごく読みやすい文章だった。
シンプルなタイムスリップではあるけれども、昭和の温かみが伝わってくる雰囲気がよかった。
平成が温かくないってわけではないんだろうけれども、良い意味でいろいろと雑だった良さがあった。

もう少しタイトルにある15歳のばあさんとの交流があっても良かったのに。
昭和の時代で、15歳のばあさんとせっちゃんとたか坊の関係を菜緒がいじくりまわしたり。


明日からは、角田光代の「タラント」
代表作といっても過言ではない「八日目の蝉」も読売新聞の連載小説だったから大いに期待してもいいだろう。


ばあさんは15歳:https://www.yomiuri.co.jp/novel/basann




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