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ジェフリー・ディーヴァーの小説「魔の山」を読み終える※ネタバレあり※ [本]

ジェフリー・ディーヴァーの小説「魔の山」
懸賞金ハンターのコルター・ショウが主人公のシリーズ第二弾。
第一弾は「ネヴァー・ゲーム」
父親の秘密という伏線が今作の最期で明かされて第三弾はそれがメインの話になるっぽい。

どんでん返しのディーヴァーではあるけれども、今作はわかりやすい。
ひとつ出来事が起こると実はこうだったという種明かしがすぐにでてくるので読みやすい。

警察ではないので捜査して犯人を追い詰めていくってわけでもない。
犯人がいるわけでもなく、カルト教団をどうやって追い詰めていくのか潜入し破壊工作する物語。

読みやすい活劇。

関連記事:ジェフリー・ディーヴァーのネヴァー・ゲームを読み終える※ネタバレあり※


333ページに誤植があった。
オアシス財団ではなくてオシリス財団の間違いじゃないかな。


読み始めてすぐにこの教団は怪しいって誰もが思うし、結果もその通り。
カルト教団であったわけで、それを壊滅させちゃう。偶然にも教団内に恨みを持つ人物が潜入していて、彼と彼女と行動を共にして悪事を暴く。

そして壊滅してしまったオシリス財団。

全然ネタバレになっていないけど、ネタバレするような出来事ってほぼない。
教団に入るきっかけとなったコルター・ショウが気になった女性ヴィクトリアが財団の指導者イーライの暗殺を企てていたデルタフォース所属の元軍人だったというのが一番大きなネタバレだろう。


金儲けのためのカルト教団。
現在の日本でも話題になっている。
金取れそうな人物から信仰心を利用して巻き上げる。
そのシステムははたから見れば被害者なのに本人は被害者だと思っていない所に問題解決の難しさがある。





未読だけれどもコルター・ショウ第三弾


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