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NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」を見終える [テレビ]

今年は、沖縄返還50周年。
沖縄を舞台にした朝ドラってことで、アメリカ統治下の沖縄、返還後の沖縄を生きる主人公と戦前、戦中を生きた親の物語を絡めたストーリーなのかと思いきやそんな事はなく、例えに出すのは失礼だけれども、吉本新喜劇の劣化版のようなドラマ。

奇跡的な偶然が多発するし、主人公を含めて家族みんなが我が強い。
他人のアドバイスを聞く耳なんて持たず、やりたい!と思ったことに猪突猛進。
主人公に惹かれてく巻き込まれていく周囲の人たち。何かを成し遂げるには、空気読めない性格じゃないと強引に突っ走っていかなきゃ何も起こらないんだってメッセージが強め。

家族団らんが朝ドラの良さだと思うけれども、それがあまりない。
貧しいながらも家族団らんがあればいいけど、溺愛される長男が暴走しちゃう。
長男なしで三姉妹にすればよかったのに。しっかり者の長女、我が道を行く次女、引っ込み思案の三女。長男が居て良かったという場面が一個もない。

最終話は202X年で令和。
孫ができた暢子。白髪で眉毛も白くした兄弟姉妹が、沖縄ちむどんどんに勢ぞろい。れぞれの家族、子供、孫。そして暢子の母の誕生日祝い。
子供時代を演じた子役が孫として登場していた。懐かしさと最終話だから終わってしまうせつない気持ちにはなる。生活リズムの中に鳥居こまれている朝ドラだから、どんな物語も終わってしまうと寂しいものだ。


沖縄で幼少期に父親の作る料理が好きで、興味を持つ。
東京からやってきた大学教授とその息子と仲良くなり、みなで沖縄のレストランへ。
初めてのレストランで大きくなったら世界中の料理を食べたい。東京はそんな場所だから絶対に東京へ行くんだ!って幼少期は良かった。

高校卒業して当てもなく東京へ。
沖縄県人会の会長と偶然出会ってイタリア料理店に就職。
独立して、杉並区で沖縄料理の店を開く。
子供が生まれて小学校に上がる前に、地元へ戻って沖縄料理店を開く。

世界中の料理は?世界はイタリアだけ?

暢子は、料理人ではなくて料理記者になればよかったのに。
後に夫になる和彦の元婚約者の愛がファッションを担当する記者だった。
彼女はフランスへ記者としていく事になるんだけれども、暢子は愛と出会って世界、歴史を知り、料理の歴史、伝統など勉強をはじめる。ひょんなことから愛の紹介で記事を書いて評判となり、料理記者人生のスタート。

それなら、世界中の料理と触れ合えたし、記者として和彦と再会したっていい。
変な四角関係と和彦の略奪はなしでいい。

世界中の料理を食べた結果。
やっぱり山原の食材、沖縄の伝統料理が一番だってことで、地元で店を開く。
そんな沖縄の物語。

料理記者で思い浮かぶのは岸朝子。
検索したら彼女は沖縄生まれの両輪のもと東京で生まれ育った。
まさに、うってつけの人物像。

とはいえ、終わってしまった「ちむどんどん」
良くも悪くも色々突っ込める作品だった。

来週からは「舞いあがれ!」




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