映画にもなったけど、小説「シンプルプラン」は、墜落した飛行機の中に大金があって、それをテにした兄弟と妻の奪い合いが、雪に埋もれた閉鎖的な場所で、恐怖がしんしんと降り積もっていくスリラーだった。
小説読んで映画観ての順番だったけど、映画のほうがよかった記憶。

さて、埼玉県松戸市の市役所のトイレにおいてあった1000万円。
見つけた人が、そのままネコババして善意が無駄になってしまう可能性もあるのだからおっかない。
だけど、さすがに1000万円だったら、そのまま持って帰ってしまうなんて怖くてできないかな。
100万でも10万でも、届けるだろうな。小心者だから。

今回の場合は、落としたのではなく置いていった人物の気持ちを尊重して義捐金として使用するとのことだけど、そうじゃなくて普通の落し物だった場合。
もし1000万円を見つけて、市役所にトイレに置いてありましたと届けて、市役所が警察に届け出た場合、拾得者はどっちになるのだろう。

3ヶ月経って落とし主が発見されない場合は、拾得者が全額の所有者になるのだろうから、どっちになるのか知っておかないと、もしもの時にちゃんと対応できないで、損するということはないけど、手にする事ができたかもしれないものを手にできない場合がでてくる。

まぁ善意あるニュースにそんな姑息な発想を持ち出すのはよくないかな。