映画007シリーズ第5作「007は二度死ぬ」
オープニング曲の映像がマグマ。日本は火山の国ってイメージがあるのかな。
和傘のデザインはかっこよかった。

1967年の日本が舞台。当時の日本は今より建物が少ない。
人口が少ないのだから当然だけれども。もう少し日本の風景が見れてもよかったかなって感じはするけれども、資料映像ではないのだから仕方ない。

相変わらず車に乗ってるボンドは合成。

出てくる男は日本人だけれども、女性は外国人が多い。
外国語を話せる女優が少なかったのか?そんな事はないと思うけど、ボンドガールの浜美枝は可愛らしく、アキを演じた若林映子はセクシーな女性。
当時は女性は体を鍛えるって考えがもなかったのだろうけど、細いけれどもお腹周りはぷよぷよしてる。

宇宙空間で宇宙船を飲み込んで、宇宙から逆噴射して戻ってくる宇宙船。
スペースxのロケットが再利用するのに逆噴射で戻ってくるけど、1967年のSFが現実になるんだからすごい。

典型的な日本が描かれる。
着物、道着、忍者、日本刀、手裏剣。
侍はでてこなかったけれども、漁村の海女とか外国人にはどんな風に見えたのだろうか。

東京五輪から3年後の公開。
戦後の復興がすごいって世界は驚いたのだろうけれども、日本がそう伝えているだけで、まだまだ日本は敗戦国の貧しいイメージってのがあったのだろうか。
最初は東京の復興を描き、後半は田舎の漁村を描き、いろんな面を見せたかったのだろうか。

この後の日本人は、勤勉な会社員。バブル経済で世界を席巻してそのイメージになってしまうだろうけど、今はどうなんだろう。アジアといえば中国人になってしまって存在感がなくなりつつあるイメージ。

スペクターのナンバー1の顔が初お目見え。
顔の右側、右目を通るように縦に傷がある。
何があったのだろうか。後の作品で明らかになるのだろうか。