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NHKで映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を観る [映画]

仁左衛門の書いた黒い絵を見にルーブル美術館へ行く岸辺露伴。

鏡に映るのは現在。
黒に映るのは過去。

黒い絵を見た者には、過去の後悔、罪が襲ってくる。その罪は先祖の罪まで含む。血のつながりは断てない。

黒い絵を見た岸辺露伴に襲い掛かってくる仁左衛門。
死んでいる彼にヘブンズドアは効かない。
絶体絶命の彼を救ったのは、若き日に祖母の家で見て恋い焦がれた女。
「何もかもすべて忘れて」の言葉に、露伴は自らにヘブンズドアで「過去をすべて忘れる」と書き込む。

過去の罪、後悔を忘れた彼の前から消える仁左衛門と女。

手の甲に書いておいた顔を擦れの文字。
顔を擦って過去を忘れるという文字を消す露伴。

別にルーブル美術館ではなくても良かったんじゃないかと思うけど、岸辺露伴がルーブルにいるっていう映像が作りたかったという映画なんだろう。
それ自体が美術品って感じのルーブル美術館。

担当編集者の泉は絵を見たのに、何ともない。
彼女は先祖をさかのぼっても罪がないという立派な家系の育ち。
天真爛漫、純真な雰囲気に納得。


仁左衛門の妻となった黒髪の女。
若き日の露伴が見た女は、いったい誰だったんだ。
絵に愛される男、岸辺露伴に憑りついた幻覚だったのか。
それ以上、絵に取り入ると危険が迫って来るぞって警告だったのか。

そうではなくて、彼女の旧姓は岸辺
露伴先生のご先祖様だったのか。
絵の才能を見込んで仁左衛門の成仏のために出てきたんだ。




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