雪で閉ざされた病院。緊急事態のためのシャッターを下ろしてしまって開けるためのパスワードは死んでしまった院長と意識喪失している女性医師のみ。そんな密室で殺人鬼サイコブレイカーから逃げて戦う物語。
主人公の男も記憶喪失でサイコブレイカーの仲間なんじゃないのか?と疑われながら、蘇ってくる記憶。

面白い感じの設定だったんだけれども、読みにくいなと感じたのは、私が催眠術に懐疑的な考えを持っているからだろうか。
それからサイコブレイカーが仕掛けてくる「なぞなぞ」
もっとホラーっぽくてもいいのに、これが不釣り合い。


本は心理実験に参加した学生が、サイコブレイカー事件のカルテを読むという形式。
催眠は、文章を読むだけでかけることができるのかという実験で、催眠を解くには「なぞなぞ」の答えが必要。

問題「私を必要とするなら、私を投げ捨てて。私をもう必要としないなら、連れ帰って」

本を読み終えて催眠状態になってしまったら、このなぞなぞの答えを誰かに言ってもらおう。