007シリーズ第16作。ティモシー・ダルトンの2作目にして見納めの消されたライセンス。
最初にでてきた麻薬王のサンチェスの女を演じたタリサ・ソトがボンドガールなのかと思ったら違った。南米系の可愛らしいセクシーな小悪魔雰囲気でよかったのに。

フェリックスの結婚式。パーティーで陽気に踊るボンド。それ以前のボンドだったらすぐにベットで持ち込むのだろうけれども、そんなことはない。ダルトンは熱血硬派なボンド。

サンチェスに連れ去られたフェリックス。サメの泳ぐ海へ血の付いた餌と共に放り込まれる。敵はサメに喰わすの好きだな。

ボンドガールのパメラ・ブービエを演じた キャリー・ローウェル。ショートヘアの爽やかさ、ダルトンと並んでも引けを足らない身長、引き締まったがっしりした健康的なスタイルが美しい。カジノでの背中丸見えドレスの後姿は素晴らしかった。吹き替えの声優がよかった。どこかで聞いたことある声だけれども、可愛らしく甘ったるいセクシーさもある。
クレストの船から脱出するときのワンピース水着がぴったりしていなくてゆったり目で薄い生地で、下着のようなセクシーさ。
ラストのパーティーのシーンの青ドレスもよかった。スレンダーではない高身長グラマー体形はすばらしい。ボンドがルペとキスするのを悲しい目で見る恋に破れた女の表情、その後、ボンドが追いかけてきた時の笑顔。直前まで他の女とキスしてたのに嬉しいのか?浮気者って感じないのか。好きな気持ちはそんな事を吹っ飛ばすのだろう。サンチェスのカジノでもルペとボンドの関係に嫉妬する表情があったけれども、そんな三角関係も見所?

今作品もハードボイルドなボンド。ダルトンは上半身すら裸を見せることはない。ベットで寝てるシーンがあるけれども、女優のようにシーツから腕だけ出して胸はださない。前作もそうだったと思うけれども、セクシー路線は封印してしまったのがダメだったのか?2作品でボンド降板。アクション映画で面白いとは思うけれども、もう少しセクシー路線があってもいいのかなとも思う。

最後のサンチェスの工場。サンチェスが麻薬を溶け込ませてある麻薬がばれても火をつければ大丈夫と火をつけ、ボンドがそのビーカーを投げつけ火災発生。ガソリンを使っている工場なのに消火設備がないのか、研究室の火災なのに、サンチェスは工場を捨てて脱出しろと命じる。そんなずさんな工場があるからこそ、その後のタンクローリー崖下りアクションが見られる。

サンチェスがタンクローリーに発砲したとき、金属に当たる音がボンドのテーマソングだった。






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