今週でBS-TBSの007映画放送は終了。
第23作「スカイフォール」

冒頭のアクションから見せてくれる。ジョークはなく猪突猛進のイメージがあったけれども、ちょくちょくジョークというか余裕を見せる。追跡中の車のサイドミラーがなくなったら、ミラーはいらないなとほほ笑んだり、Mの部屋の帰ってきたとき、部屋と物を処分してしまったやり取りで、モーテルを探しますってボンドに、泊めるつもりはない。とあしらう。真面目な顔してそんなやり取りが面白い。連想テストでMに対して糞ばああ。そんなMとの会話が今作は多い。

久しぶりに登場したQはずいぶん若くなり眼鏡の青年。世代交代かとぼそりというボンド。ボンドより年上で研究所でくだらない兵器を背景で見せながらのやり取りがいいなと思う。真面目な顔して冗談をやり取りするってのもシュールでいいんじゃないかな。
自信満々で登場したわりには頼りない。彼が出てきたので秘密兵器もでてきたけれども、掌紋認証の銃と小型発信機。発信機らしい発信機のデザイン。カジノロワイヤルでは体に撃ち込んでなかったか?ボンドカーも登場。クラシックなアストンマーチン。フロントバンパー下部に機関銃。

今作はボンドガールが不在といってもいい。
シルヴァの恋人ではなくて囲われているセブリンを演じたベレニス・マーロウがもう少し活躍するのかと思いきやすぐに殺されてしまう。アジアとのハーフ顔で妖艶さもあってよかったんだけれども、殺されちゃう場面の胸の谷間くらいしか見せ場なし。

ボンド撃ってしまったイブを演じたナオミ・ハリスも最初のアクションくらいしか出てこないし、彼女は最後に実名を明かしてボンドガールには成りえない。初期からでていた役割の女性だった。


ネタバレあり