連城三紀彦「造花の蜜」
今まで読んだことのない作家だったけれども、誘拐小説が好きで何かないかとネットで検索して引っかかった作品。

連城三紀彦の作品でもうひとつ「人間動物園」が気になり同時購入。
まだ読んでいる途中ではあるけれども、密室劇からはじまっているので、これからどんな展開になるのか楽しみ。


さて、造花の蜜
壇れい主演で映像化されたようだけれども、彼女が演じていた「蘭」という女のイメージは吉瀬美智子だった。
誘拐の話なのだけれども、単純な構図ではなくて、複雑な家庭環境を絡めてあるので、全てを明らかにしたくない誘拐された男児の母親の言動なども、謎のひとつとなって引っかかり、それが明らかになっていく楽しさがある。

ネタバレあり




造花の蜜〈上〉 (ハルキ文庫)

  • 作者: 連城 三紀彦
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 文庫




造花の蜜〈下〉 (ハルキ文庫)

  • 作者: 連城 三紀彦
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 文庫