法医昆虫学をテーマにした作品の第二弾
今作も昆虫の薀蓄がありつつ、捜査の進展に役立ち。
学者の赤堀のキャラクターも相変わらずの愛らしさですいすい読んでいける作品。
田園の風習、因習が絡んでくるので、川瀬七緒の呪いをテーマにした「よろずの事にきをつけよ」のような雰囲気もあってよかった。

岩楯刑事が赤堀に恋心っぽい印象を前作でもったけれども、今作でも仕事の間柄以上の感情を抱いているような印象。冷えてる夫婦関係っぽいから、もしかしたら不倫展開もあるのか。




シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)