1974年版のオリエント急行殺人事件
名探偵ポワロの笑い方が下品な感じがしたけれども、推理はしっかり?
なんか悪人は死んで当然だろって感じの結末に、それもありなのかなとも思うけれども、私刑はダメだろって感じも残る。なんともすっきりしない結末。
映画の冒頭でアームストロングの子供誘拐殺人事件の事件経過を伝える新聞記事が連続して出てくる。
その5年後って展開でイスタンブールからオリエント急行に乗り込むポワロ。
乗り込んだ寝台列車。
ポワロは友人である鉄道会社重役に客室を用意してもらうが、空室は途中駅から出来るので、一晩は相部屋で乗り込む。
その寝台車で殺人事件が発生。
雪が線路を埋めてしまって電車は動けない。
警察に乗り込まれて捜査されるのも嫌だからって事で重役はポワロに捜査を頼む。
終着駅で報告書をまとめて警察に提出すればいいって事に。
死んだ男の枕元にある焼けた紙。
これを帽子が型崩れしないような網状の帽子の形をした物の間に挟む。
下から火をつけたランプで炙ると、紙に火が付く前に文字が浮かび上がる。
どんな仕組みで仕掛けがあるのかわからないけれども、当時の鑑識はそうゆうやりかただったのか?
そこに書かれていた文字から死んだ男が、アームストロング誘拐殺人事件の首謀者。
実行犯が逮捕され裁判で自白する前に、アメリカから出国した男だった。
ポワロが寝台車の乗客へ聞き込み。
そして推理完了。
寝台車の乗客を集めて独演会。
いろいろと証拠から推理をして相手にぶつけていく。
怒涛の展開にあんまり中身を覚えてない。
そんなわけで、最大のネタバレである犯人。
寝台車の乗客全員が犯人。
そんな事ある?って展開ではあるけれども、予想外の結末。
全員がアームストロングの関係者であり、首謀者を見つけて恨みを晴らし私刑。
救助が着て雪をどかし動き出した電車。
ポワロは、途中の駅で乗り込んできた男がいた。そいつは車掌の服を着て男を殺しすぐに下車した。
犯人は逃亡中であると結論。
ポワロはアームストロングの娘、第二子を流産し死んでいまったアームストロングの妻、そのあとを追うように死んだアームストロング。誘拐を助けたと疑われ自殺したアームストロングの家政婦。
多くの人を死に追いやった男を憎む気持ちは理解できるとして、事件の真相を書き換える。
乗客たちは乾杯をして終わり。