ジェフリー・ディーヴァーの「バーニング・ワイヤー」を読み終える※ネタバレあり※ [本]
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ最新作「バーニング・ワイヤー」
今作品の犯罪者は、電気を使う。
目に見えない電気だから、ドアノブに触れただけで死んでしまうというトラップをしかけてあって、死に方も非常に凄惨。
ディーヴァーの得意技のどんでん返しはあったのだけど、残念などんでん返しでだった。
ネタバレあり
電力会社のシステムが乗っ取られて、一か所に電気が集中してしまって、アークフラッシュという現象が発生する。
アークフラッシュという放電事故が発生。
それにより一人が死亡。
そんな場面からはじまる小説は、映画っぽい。
わくわくする冒頭から犯人は誰なのかな?になるかと思いきや、意外とあっさり犯人が割れてしまう。
電力会社の社員ゴートン。
こいつを追ってライムは捜査をするのだけど、犯人は誰だかわかっているので、次の犯行はどこで行われるのかが捜査の中心。
まぁこれはライムシリーズではお決まりと言っていいパターン。
犯人を出し抜くライムたち。
だけど、犯人が誰かわからないってのと、犯人視点で描かれる不気味な場面があってこその、追いつ追われつの盛り上がりがあるんだと思うけど、それがないのでちょっと残念だった。
この事件と並行して、メキシコでウォッチメイカーことリチャード・ローガンの捜査状況も伝わってくる。
かなり追い詰めていて、逮捕まであと少しというところ。
ゴートンの捜査をしていくと犯人はどーやら彼ではなくって、電力会社の女性社長と弟だという真犯人だという証拠が揃う。
しかし、それはほんの一瞬の出来事で、数十ページ後には、真犯人がメキシコにいるはずのウォッチメイカーことリチャード・ローガンだった。
ローガンは、ライムの部屋に侵入。
捜査で出払っていた捜査官たち、電線を買いに出かけた介護士のトム。
ひとりきりでライムはローガンと対峙。
勝てるわけもなく、体にワイヤーを巻かれてしまって、ローガンがスイッチを入れたら感電死。
これはやばいと思いながらも、ライムは一歩先を行っているだろうと思う気持ちもあるけれども、事件捜査の途中で自律神経反射異常で意識を失ってしまって大変な状況になっているだけに、もしかしたらがあるんじゃないか?とも思わせるけれども、やっぱりライムは見透かしていた。
出払ったと見せかけて室内にとどまっていた捜査官たちによって、ローガン逮捕。
ウォッチメーカーが犯人だったというのは、どんでん返しとして大きいんだろうけど、捕まってしまったら天才犯罪学者と天才犯罪者の対決が見られなくてがっかり。
これらの話のほかにも、ITを利用した情報収集を捜査の基本に据え置こうとするFBI支局長補マクダニエルに、潜入捜査を得意とするフレッド・デルレイが邪険に扱われて、10万ドルも渡した情報屋からの連絡が途絶えるという話。
プラスキーが目に見えない電気という敵に対してパニックになりパトカーで人を轢いてしまう話。
マクダニエルが提唱していた、事件はジャスティス・フォー・ジ・アースというテロ組織が関わっているというクラウドゾーンからの情報の話。
そんなのがある。
プラスキーが轢いてしまったのが、デルレイの情報屋で、テロ組織は子供たちの環境保護活動の情報の読み間違えで、デルレイが培ってきた生の情報のよる捜査のほうが優れているって落ちだった。
この落ちは面白かった。
最後に、ライムが手術を受ける。
右手の機能が回復して、可動範囲が広くなる。
動けるようになったライムの活躍が楽しみな次回作は再来年かな。
あとがきには、来年は短編小説とキャサリン・ダンスシリーズが発売予定とのこと。
事件捜査は、犯人が偽装の偽装をしているし、真犯人はウォッチメイカーなんだけど、存在が前面にでてはこないから、捜査の対決感があんまりない。
ライムが前向きになって人生を歩んでいくってのが中心なとなっている作品なのかな。
今作品の犯罪者は、電気を使う。
目に見えない電気だから、ドアノブに触れただけで死んでしまうというトラップをしかけてあって、死に方も非常に凄惨。
ディーヴァーの得意技のどんでん返しはあったのだけど、残念などんでん返しでだった。
ネタバレあり
電力会社のシステムが乗っ取られて、一か所に電気が集中してしまって、アークフラッシュという現象が発生する。
アークフラッシュという放電事故が発生。
それにより一人が死亡。
そんな場面からはじまる小説は、映画っぽい。
わくわくする冒頭から犯人は誰なのかな?になるかと思いきや、意外とあっさり犯人が割れてしまう。
電力会社の社員ゴートン。
こいつを追ってライムは捜査をするのだけど、犯人は誰だかわかっているので、次の犯行はどこで行われるのかが捜査の中心。
まぁこれはライムシリーズではお決まりと言っていいパターン。
犯人を出し抜くライムたち。
だけど、犯人が誰かわからないってのと、犯人視点で描かれる不気味な場面があってこその、追いつ追われつの盛り上がりがあるんだと思うけど、それがないのでちょっと残念だった。
この事件と並行して、メキシコでウォッチメイカーことリチャード・ローガンの捜査状況も伝わってくる。
かなり追い詰めていて、逮捕まであと少しというところ。
ゴートンの捜査をしていくと犯人はどーやら彼ではなくって、電力会社の女性社長と弟だという真犯人だという証拠が揃う。
しかし、それはほんの一瞬の出来事で、数十ページ後には、真犯人がメキシコにいるはずのウォッチメイカーことリチャード・ローガンだった。
ローガンは、ライムの部屋に侵入。
捜査で出払っていた捜査官たち、電線を買いに出かけた介護士のトム。
ひとりきりでライムはローガンと対峙。
勝てるわけもなく、体にワイヤーを巻かれてしまって、ローガンがスイッチを入れたら感電死。
これはやばいと思いながらも、ライムは一歩先を行っているだろうと思う気持ちもあるけれども、事件捜査の途中で自律神経反射異常で意識を失ってしまって大変な状況になっているだけに、もしかしたらがあるんじゃないか?とも思わせるけれども、やっぱりライムは見透かしていた。
出払ったと見せかけて室内にとどまっていた捜査官たちによって、ローガン逮捕。
ウォッチメーカーが犯人だったというのは、どんでん返しとして大きいんだろうけど、捕まってしまったら天才犯罪学者と天才犯罪者の対決が見られなくてがっかり。
これらの話のほかにも、ITを利用した情報収集を捜査の基本に据え置こうとするFBI支局長補マクダニエルに、潜入捜査を得意とするフレッド・デルレイが邪険に扱われて、10万ドルも渡した情報屋からの連絡が途絶えるという話。
プラスキーが目に見えない電気という敵に対してパニックになりパトカーで人を轢いてしまう話。
マクダニエルが提唱していた、事件はジャスティス・フォー・ジ・アースというテロ組織が関わっているというクラウドゾーンからの情報の話。
そんなのがある。
プラスキーが轢いてしまったのが、デルレイの情報屋で、テロ組織は子供たちの環境保護活動の情報の読み間違えで、デルレイが培ってきた生の情報のよる捜査のほうが優れているって落ちだった。
この落ちは面白かった。
最後に、ライムが手術を受ける。
右手の機能が回復して、可動範囲が広くなる。
動けるようになったライムの活躍が楽しみな次回作は再来年かな。
あとがきには、来年は短編小説とキャサリン・ダンスシリーズが発売予定とのこと。
事件捜査は、犯人が偽装の偽装をしているし、真犯人はウォッチメイカーなんだけど、存在が前面にでてはこないから、捜査の対決感があんまりない。
ライムが前向きになって人生を歩んでいくってのが中心なとなっている作品なのかな。
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