ＴＢＳのドラマ日曜劇場「IQ246〜華麗なる事件簿〜」を見終える

織田祐二の癖のある喋り方も、3話目くらいにはなんの違和感もなくというか、それが法門寺らしさであって、その喋り方じゃなければダメじゃないかと思わせる良いキャラクターだった。

暇つぶしで警察の捜査に加担する。
それを見越して、マリアティというきっと同じく暇つぶしで楽しんでいる殺人指南役。
彼女は、こんな世の中なくなってしまえばいいと思って、法門寺を刺激して彼の世界を見て見たかったというような展開で結末を迎えたけれども、全10話のうち、8話まで良かった。

残りの2話は、マリアティとの対決メイン。
殺人事件が起こってそれを解決するというパターンではなかった。

事件解決のパターンの方が圧倒的に面白いのに。
容疑者と決めたら、確証を得るまでねちねち迫る。忠実に行動する賢正。振り回される土屋演じる和藤ってのがよかった。

結果的には、マリアティをつかまえて首輪をつけて悪い事はできないように、しようとしたらＩＱが低下しちゃう装置をつける。
法門寺の「暇だ、暇だ、暇だ」の暇つぶしには最適のＩＱ300の女と討論の日々だろう。
彼の物語としては素晴らしい完結ではある。

しかし、ドラマの続編を望んじゃう視聴者としては残念。
マリアティには逃げて欲しかった。
シーズン2でも犯罪指南役で登場してほしかった。

最初から続編を作ることは考えていないのだろうけど、刑事ドラマではないけれども、シリーズ化しやすいんだから、そうすればよかったのに。織田祐二はイメージが固定化しちゃうのが嫌だから続編は無しって事になってたのかな。


ＴＢＳ：http://www.tbs.co.jp/IQ246/

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