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ジェフリー・ディーヴァーの「トラブル・イン・マインドⅠ フルスロットル」を読み終える [本]

ジェフリー・ディーヴァーの短編集「トラブル・イン・マインドⅠ フルスロットル」
キャサリン・ダンス、リンカーン・ライムも登場する短編集。
あっさりしていて読みやすいけど、緊張と緩和の連続ではないので少し物足りなさを感じる。
シリーズ作品になっているのは、長編で読みたい。シリーズ化されていない作品の主人公たちが短編に登場ってのがいい。

今作に登場したジョン・ぺラム。
昔読んだのは全然面白くなかった印象なんだけど、今作は面白かった。
筆跡鑑定のパーカー・キンケイド、青い虚構のハッカー、静寂の叫びの交渉人のシリーズも読みたいな。

サッと読み切ってしまえる楽しさがあったのは、30秒。
北京五輪でのテロの実行犯がいかにして警備を潜り抜けていくかをスリリングに描いていた。

それからゲーム。
これはディーヴァーらしいどんでん返しが見事に決まっていた。
殺人事件で犯人が逮捕されて事件は解決したけど遺体が発見されなかった。
遺体を探して欲しいと言う依頼を受けた探偵の話。

結末は、遺体は存在していない。
殺されたと思われた人は生きていたから。
裕福な老女は、近づいてきた親子への不信感が殺されてしまうのではないかと身の危険を感じるほどになっていた。老女の友人に財産を奪う共謀を持ち掛けていた。それを知った老女は、親子が自身を殺した状況証拠を残して消える。死んだと思わせて親子は逮捕される。自身は甥に遺産を相続させて暮らしていた。




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