SSブログ

トマス・ハリスのカリ・モーラを読み終える※ネタバレあり※ [本]

トマス・ハリスといえばハンニバル・レクター博士が登場するシリーズで有名だけれども、ハンニバルライジングから13年の間を空けて新作「カリ・モーラ」

全然、面白くない。
ハンニバルのイメージで読んだからだろうけれども、物語の濃密さ、重厚感もない。
本の帯には、ハンニバルよりも異常な猟奇殺人者、羊たちの沈黙を超える美貌ヒロインと書かれているけれども、ハンニバルは猟奇殺人者ではあるけれども哲学、美学を持ち合わせていたから異常だけど、不思議な魅力があったけど、この作品の猟奇殺人者ハンス・ペーター・シュナイダーはただの私利私欲の快楽的殺人者。

そうゆういみではハンニバルより猟奇殺人者ではあるんだけれども、魅力が足りない。
殺人者に魅力を求めるのは間違っているかもしれないけれども。

美貌のヒロインは、それほど美貌について書かれている事もない。
男たちが恋い焦がれる場面はあるけれども、女だったら誰だっていいだろって感じの男たち。
今一つ魅力が伝わってこない。

全キャラクターに魅力がたりない。


ネタバレあり




続きを読む


nice!(1)  コメント(0)