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雫井脩介「殺気」を読み終える。 [本]

ヤフオクで鉄骨飲料を検索してテレカ価格はどうなのかなって調べたらわかった事実。昨日の鉄骨飲料の記事で、小雪がサントリーのウイスキーのCMにでてるからでれないのかなって書いたけど、鉄骨飲料もサントリーだった。

さて、そんな今日は「別に。」で話題になって最近は復帰して、気味悪い大人しさといか、礼儀正しさと言うか、取り繕ってる感が逆に嫌味に見えてしまった沢尻エリカが主演した映画「クローズドノート」の原作者の雫井脩介の小説「殺気」について。

ネタバレあり

雫井脩介のきっと今後も最高傑作であろう作品
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫) / 雫井 脩介
犯人に告ぐ 下 (2) (双葉文庫) / 雫井 脩介


ビターブラッドから急に文体が軽い感じなった印象の雫井さんだけど、今回も軽い感じ。
小説「犯人に告ぐ」を読んで、好きになった作家なので、印象がずいぶん変わった。

とはいえ、殺気はミステリーじゃなくって青春小説だからそれでいいのかもしれない。
ファッションショーのシーンとか、ラストの尾形の女児連れ去り事件とか必要なの?って思う部分あるし、ラストの早瀬兄の豹変とか突然すぎちゃって中高年向けの2時間ドラマみたいな感じもしたけど、読後感はいい。

それは、ましろの友情パワーがすごいからだろう。
そんな真っ直ぐな彼女のキャラクターが、読むのを途中放棄させなかった主因だろう。

それでもやっぱり、なんだか軽い。
誘拐した尾形を説得に行って、バカ話になって冗談言ったりして「やーめた。自首するよ。」みたいなそんな判断で連れ去りしちゃうなんて、事の重大さが欠如しまくりが、若者の考えなんてその程度で恐ろしいものなのかもしれないけれども、薄気味悪い軽さ。
援助交際的なことをして、お金くれないから階段から突き落とそうとした理美子。最後は、理美子の父親の死の真相を話したましろを突き落とそうとしたり。カッとなってやっちゃうこれも結果の重大性がかけてる性格。

ましろは殺気を感じて避けて助かるかわりに、落とそうとした理美子がバランス崩して落ちてしまう。

なんか若い人って恐ろしいな。って感じさせる小説でもある。
そーゆう短絡的な行動も小説の軽さの一部だろうな。

軽い感じの小説が続いているけど、次の新作がでたら買って読んじゃうんだろうな。
だけど、ヤフオクで値が下がるまで我慢して購入だな。

実写かするなら、ましろは「長沢まさみ」がいい。
爽やかでちょっとバカっぽいけど元気で人気者的な感じでやってほしい。
理美子は「北川景子」
無表情のときのふてくされたような顔と笑顔のギャップが激しいからきっとピッタリだと思う。






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